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のうひ葬祭のお葬式

        

のうひ葬祭の式場

美濃加茂市

可児市

八百津町

のうひブログ

特別なことはいらない

お客様との出逢い

ご依頼のお電話からひしひしと伝わってきたのは、お客様は「仕方なくのうひ葬祭に依頼したのだ」ということ。もともとは、昔からお付き合いのあった会社へ依頼をしようと考えていたものの、日程と場所の都合がつかず、のうひ葬祭へご連絡をくださったそうです。何度も何度も、「仕方がないから依頼してやったんだ」というお言葉をいただいたことが印象的でした。

お葬式は簡素に済ませればいい

お打ち合わせが始まっても、お客様はかたくなな態度を崩されませんでした。「お金はいくらかかるの?」「もっと安くやれないのか」とおっしゃるお客様へスタッフが葬儀の大切さを説明しながら「うちはコレなんです」と伝えると「そんなもんか、お前らは」と返ってくる。普通のスタッフなら困り果ててしまうかもしれませんが、のうひ葬祭は違いました。お式にこだわること、悲しみを素直に表現すること、そういったことを避けたいと思っていらっしゃるご様子のお客様に対して、「絶対にこの人を満足させたい!」という熱い気持ちが沸き上がってくるのがのうひ葬祭なのです。

特別なことは要らない

昔の話ですが、私もちょっとやんちゃをしていた時期があって。
だから、そういう人の考えていることって何となくわかるんですよ。
 あの時もそうでした。葬儀依頼の電話がかかってきた時から、「あぁこの人は、たぶん昔の自分と似ているぞ」と思っていました。お宅に伺うと案の定で、「もっと安くやれないのか」「そんなもんかお前らは」なんて言葉を聞きながら「絶対にこの人を虜にしてやる」と決心しました。
 そのために何をしたかって言われると、特別なことは何もしていないですよ。ただ、ひたすら話を聞いただけです。話を聞いていくと、これもまた手に取るようにその人の心情が分かってくるんですよね。だから、そういう時に何を言われると心に響くのかもわかっちゃうんですよ。親へ迷惑をかけたことへの自責の念とか、それでも持ち続けている親への純粋な想いとか、そういう自分にも身に覚えのあるようなことを言われると、自然とかけたい言葉が見つかるんです。「お父さんへの想いが強かったんですね」とか、そういう何気ない一言ですよ。そうするとその人は「わかるな、お前」なんて言って、そのたびに涙するわけです。5回は涙を見たと思います。普段は絶対泣かなそうな、若い時やんちゃしてきた人がですよ。結局、開式ギリギリの5分前まで、その人と話し込んでいて、むしろホールのスタッフと私が打ち合わせが出来ないくらいだったんですけど、今ではそれは笑い話になっています。

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