供養という言葉を調べてみると、
故人の冥福を祈る全てのこと
らしいです。
含まれる意味が広く、人それぞれに
供養の形があるのではないでしょうか?
宗旨宗派によって、
供養の考え方は違うようです。
ここでとっても簡単に
説明をさせてもらうと・・・
「 禅宗 」
追善供養というのが
根本的な考え方ではないでしょうか。
亡くなられた大切な方が
「より良い世界へ生まれ変わる」ことを願い、
生きている私達も善行を積むことで、
故人を応援することになり、
自分自身にも返ってくる…
といった考え方のもと
供養があるように思います。
「 本願寺 」
追善供養や供養といった考え方では
無いようです。
大切な方が亡くなった時に
阿弥陀さまがお迎えに来られ、
浄土に連れて行って頂いているので、
禅宗のように、成仏を願う必要はないようです。
それよりも大切な人の生き様や死を見つめ、
いずれ死を迎える私達自身が、
生かされていることに気づき、
どう生きていくのかを考えさせてくれた
仏縁に感謝をする
といった考え方のようです。
ちょっと説明が下手だったかも
しれないですが・・・
同じ仏教でもこれだけ違う
のですから、驚きですよね。
しかし、これだけ定義が違っても
より良く生きなさい
というのは変わらないと感じるのは
私だけでしょうか?
大切な方の死を糧として、より良く生き切る。
その姿や想いを次の世代に伝えていく。
それが私たちにできる供養なのかも
しれませんね。