コンテンツ3

のうひ葬祭のお葬式

        

のうひ葬祭の式場

美濃加茂市

可児市

八百津町

のうひブログ

お葬式=みんなで創る式

喪主のあなたが司令塔です!

義母の葬儀の思い出話になると、皆が口々に「大変だったけれどみんなでおくることができてよかった」と言います。私はそれが、のうひ葬祭の担当さんのおかげだったと感じています。
 喪主を務めていたのは旦那です。旦那は何となく頼りない印象を与える人ですが、あの時もあたふたするばかりで、周りも諦め半分で傍観していました。そんな私たちの状態を見た担当さんは、私たち一人一人に役割を割り振っていきました。私は食事関係、義姉は返礼品、義父は供花関係…そして「喪主さんは、司令塔です!皆さんはまとめたものを、喪主さんに伝えてくださいね。」と。「じゃあ、僕は待っている間、何をしたらいいんですか?」と旦那が聞くと、「喪主さんはこの式の顔ですから、来てくださる方々に心を込めて、丁寧にお辞儀をすることがつとめですよ」と上手く仕事を振って下さり、旦那に呆れかけた私も安心しました。
 そこからはとんとん拍子に話が進んでいき、かなりスムーズに葬儀までこぎつけることができました。もし、最初に私たち皆に役割分担をしてくださらなかったら、旦那にだけ負担を背負わせていることにも気づかないで、ただイライラしていたかもしれません。ですが、皆が自分の役割を全うしたことで、それぞれに責任感が芽生え、「大変だったけど皆で協力しておくれてよかったね」と言い合える葬儀になりました。

お葬式は葬儀会社が作るものではなく、家族が創るものです

お葬式って、分からないことが分からない状態のお客様がとても多いんです。同時に、「よく知らないけど、葬式って型が決まってるんでしょ?」と思われているお客様も多く、そういう方は、「葬儀社が決めた流れに従って粛々と式を終えること」が「葬儀」だと思っていらっしゃいます。葬儀社が作った葬儀はお客様にとってはラクかもしれませんが、それをしてしまうと、「葬儀」は本当に形だけのものになってしまいます。
私たちは、お客様の「わからないことがわからない」という気持ちを、まず受け止めます。その上で、「出来れば全員巻き込みたい」と思います。「巻き込みたい」とは、言い換えれば参加者ではなく「当事者になってほしい」ということでもあります。
大切な人を亡くすという喪失体験をした時、人は様々な感情を抱えます。それを我慢して押し込めて葬儀を執り行う姿を見せると「あの人は立派に務めあげたね」なんて言葉がけをされることがあります。ですが、その時押し込めた感情はどこに行くのでしょうか。大切な人を失った悲しみは、忘れようと思って忘れられるものではありません。
私たちが大切にしていることは、まず、現実を受け止める機会を創出することです。荼毘に付されるまでの、一緒にいられる最後の時間をどう過ごすのか。この貴重な時間を私たち葬儀社が奪っていいはずはありません。だから私は、「出来れば全員巻き込みたい」と思います。
葬儀の進行に関わること、式場に飾る思い出の品を集めること、返礼品を考えること。葬儀社が肩代わりしてしまうのは簡単ですが、そのすべてが「ご遺族が現実を受け止める機会」に繋がります。しなければいけないものだからと、義務的に葬儀を捉えるのではなく、ご家族がひとつになって現実を受け止める機会がお葬式だと考えています。